- History Of Church's -
まさにチャーチの礎を築く人物として相応しい名を受けたストーン・チャーチは1675年に生まれ、修行の後に靴作りの名匠となりました。
その後、1873年5月1日にストーンの技術を受け継いだ曾孫のトーマスが息子と妻のエリーザと共にノーサンプトンのメープル・ストリート30番地に小さな工房を開きます。
ロンドンから程近いノーサンプトンは靴作りの町として知られ、その歴史はクロムウェルの時代まで遡ります。
数年のうちに、チャーチは小さな工房から高級シューズの代名詞的な企業へと成長し、ノーザンプトンだけでなく、
ロンドンやその他ヨーロッパの最高級のシューズショップでもその名を知られるようになりました。
1957年には現在チャーチの本社となっている新工場をノーサンプトンのセント・ジェームズ・ストリートに建設しました。
当社はその後も海外で発展を続け、アメリカ、カナダ、イタリア、香港などに支社を設立しました。また、1965年にはエリザベス2世の訪問を受け、
その輸出力に対して女王賞が授与されたことにより、世界ブランドとしてのチャーチの地位はより強固なものになりました。
1999年、チャーチはラグジュリー業界の世界最大手であるオランダのプラダ・ホールディング N.V.に買収されました。
チャーチ一族の賛意を受けて行われたこの買収は、英国ブランドとしてのアイデンティティをあくまでも尊重しつつ、ビジネスの可能性を最大限に拡大したいという明確な意志に基づいており、
戦略の主軸として生産の効率化とコレクションや新製品の企画においてよりマーケティング的な手法を取り入れることが掲げられています。
この結果、生産力は向上し、伝統的な商品群だけでなく現代的でシーズン性の高いスタイルも含めたコレクションの開発が可能となりました。
また、成長戦略の一環としての小売拠点の拡大に伴い、2001年にミラノのガレリア・ヴィットーリオ・エマヌエーレ、
2002年にパリのサントノレ通り、ローマのコンドッティ通り、サン・モリッツのパレス・アーケード、さらに2003年にはニューヨークのマディソン街と、
世界の主要都市にチャーチの新店舗がオープンしています。
2003年、新しい商品カテゴリーの開発をベースとした世界規模での成長戦略の支援策として、プラダ・グループは大手個人投資会社エキノックスと提携しました。
提携の基本条件であり、かつチャーチブランドのアイデンティティに関わるデザインのセレクションやマネージメントについてはプラダ・グループの完全な自由裁量が認められています。
・Church's【チャーチ】より、CHETWYND - LAST 173 F のご紹介です。
ビジネスシーンからカジュアルシーンまで汎用性の高さも人気の理由。
長年、愛用する事で足に馴染み欠かせない一足となるでしょう。
カジュアルシーンでも使われることが多く、世界的にも有名なモデルです。
【LAST:173】
角ばりすぎず、丸すぎないバランスの良いトゥ(つま先)が特徴の上品でクラシックなイメージのラスト。チャーチのドレスシューズの定番に長く使用されていた、
LAST 73のトゥシェイプを受け継ぎながら現代人の足型を考え進化させたラスト。
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